日本人女性の16人に1人がかかると言われている乳がん。しかも、40代以上の女性がかかる率が高いのです。
まず出来る範囲で乳がんを予防し、かかった場合には早く見つけるために、最新の乳がんについての情報を知っておきましょう。(^v^)
多くの人は、自分は大丈夫! なんて 思ってないですか?
そこが落とし穴!!!
乳がんは、早く見つければ死なずに済む確率が高い病気です。 自覚症状はないけれど、すでに乳がんにかかっている人は大勢います。 乳がんにも しこりにならず、マンモグラフィーでないと発見できないタイプもあるんです! 怖いですよね。
もしかしたら、あなたの胸の中にもこの厄介な病気がもうすでに潜んでいるかも知れません・・・・・。
だから、乳がんについて関心を持ち、早期発見できるような行動を起こしてほしい!
あなたが自分を守る事は、家族や、大切な人に、つらい思いをさせない事にもつながるんです。
自分の為にも、家族の為にも、積極的に乳がんの事知ってもらいたいです。
~昭和大学医学部乳腺外科教授 昭和大学病院ブレストセンター長 中村清吾先生に聞く~ 乳がんにかかる女性は増加傾向。でも、手術や技術・治療法は日々進化しています!
乳がん最新情報Q&A
Q 乳がんってどんな病気?
A 乳腺の細胞に出来るがんです。 : 乳房の中には、乳頭を中心に放射線状に延びた乳腺が15~20ほどあります。乳腺は枝のように広がっていて、枝の先には乳汁が作られる小葉があります。乳がんは、乳腺に発生するがんで、多くは小葉を出てすぐの乳管に発生します。乳管や小葉の基底膜の内側には、通常1層の上皮細胞が異常増殖したものです。乳管の中に留まっているのが非浸潤がん、乳管の外にまで出てきているのが浸潤がんです。浸潤がんは、リンパ管や血管を通してさらに広がっていく可能性があります。非浸潤がんで見つかれば、転移・再発しにくく、1㎝位までなら多くの場合抗がん剤も不要です。
Q どんな人がかかりやすい?
A 閉経後にリスクが高まります。 特に肥満の人は要注意!! : 日本人の女性の16人に1人が乳がんにかかると言われています。乳がんは、エストロゲンという女性ホルモンの影響を受けていて、排卵前後に多量に分泌されるエストロゲンの刺激を受ける事が、乳がんのリスクを高めると言われえています。だから、初潮が早い、閉経が遅い、出産経験がない、月経周期が短い人などは、月経の機会が多くなると、リスクが高くなるのです。妊娠・出産・授乳期はしばらく月経が起こらず、エストロゲンの分泌が少なくなるので、多子出産をし、母乳で育てた人のリスクは下がります。高齢出産の場合は多子出産が難しく、高学歴女性は仕事復帰の為母乳育児の子間が短い点などから、比較的リスクが高くなります。 また、油脂、肉類が多い欧米型の食生活も、乳がんを増やす一因となっているようです。特に閉経後は、皮下脂肪にアロマターゼという酵素が作用してエストロゲンがつくられるので、肥満もリスク因子になります。
乳がんのリスク因子 □ 初潮が早い(10歳以下) □ 閉経が遅い(55歳以降)
□ 出産の経験がない □ 月経周期が短い
□ 肥満している □ 高学歴である(キャリア女性)
□ 血のつながった家族に乳がんの人がいる
□ 良性の乳腺の病気にかかった事がある
□ 子宮体がん、卵巣がんになった事がある
Q どんなことが乳がんの予防になりますか?
A 質素な食事と適度な運動が予防に繋がります。 : 米国では7人に1人が乳がんになると推定されています。ハワイ在住の日本人と同じような食生活をしている日系人は、日本人と同程度の発症率に下がります。この事から、乳がんには、食生活が大きくかかわっていると考えられます。最近、日本人の乳がん発生率が増加しているのは、欧米並みに油脂と肉類の摂取が増えた事、摂取カロリー自体が増えた事が原因だとされています。食事は、油脂、肉類が少なく、低カロリーな日本の伝統的食事を重視し、粗食を心がけましょう。更に、肥満は乳がんリスクを高める事がわかっています。特に閉経後の肥満は、ホルモンの刺激でがんが大きくなる場合があります。日ごろから適度な運動を心がけ、余分な脂肪を燃焼させてリスクを減らしましょう。
Q どんな検診を受ければいいの?
A 年齢によって、有効な検診の方法が違います。 : 自治体で進めているのは、40歳以降は2年に1回、マンモグラフィーを受ける事です。しかし、40歳代ではまだ月経があるし、乳腺が退化していません。40歳代の人でマンモグラフィーが白く映る人は、超音波検査も合わせて行った方がいいでしょう。50歳を超えたら、マンモグラフィーは明らかに有効です。最低でも2年~1年に1回は受けましょう。20代~30代の乳腺組織が発達している時期は、マンモグラフィーでは乳がんが発見しにくいので、自己検診でしこりが気になるときに、超音波検査を受ける方が発見しやすくなります。 35歳以降のひとは、年に1回は自治体や職場で何らかの検診を受けて、乳がんの有無をチェックしましょう!
Q 最新の手術の方法は?
A 乳房温存手術と放射線治療の組み合わせが増えています。 : 以前は、乳房を全摘する手術が多かったのですが、最近は乳房を残したまましこりの部分だけを包み込むように除去する乳房温存手術が主流になって来ました。乳房温存手術の場合は、残した乳腺からがん細胞が広がる可能性があるので、放射線治療を必ずセットで行います。最近では、乳房温存手術+放射線治療という組み合わせが、全体の6割くらいになりました。また、手術前のMRI検査で、がんの広がりを正確に調べられるようになり、切除部分を最小限にできるようになりました。 全摘手術の場合も、乳房の再建手術を行う事が出来ます。自分の組織を使う方法や、シリコンバックを使うものなど、技術が向上しています。
Q 最新の乳がん治療ってどんなもの?
A がん細胞の性質に合わせて選びます。 : 乳がんは、ホルモン療法や化学療法など、さまざまな治療法があり、がん細胞の個性や再発リスクの応じてせんたくします。もし、乳がんと診断された場合でも、自らの病気を正しく理解したうえで、主治医の先生とよく話し合えば、最もふさわしい治療法を選択する事が出来ます。どのような組み合わせで、どうゆう順番で用いるかなどは、個々に違います。最近では、治療の効果のみでなく、副作用対策や、生活の質も考慮した治療が行われています。
★ ホルモン療法(エストロゲンの働きを抑える) 乳がんの6~7割は女性ホルモンの影響を受けて増殖するため、女性ホルモンの分泌を低下させたり、働きをブロックするのがホルモン療法です(エストロゲンの働きを抑える抗エストロゲン剤など)。ホルモンは、女性ホルモン受容体と融合して作用することから、受容体を持っていると診断された人に行います。手術後の再発予防に使用します。
★ 科学療法(抗がん剤でがん細胞を死滅させる) 抗がん剤とは、がん細胞を変質させたり、細胞分裂を妨害して、がん細胞を攻撃する薬です。がん細胞を死滅させる働きがあると同時に、正常細胞にもダメージを与えてしまいます。そのため、脱毛・吐き気などの副作用が強く出ます。手術前に腫瘍をちいさくして、除去範囲を少なくするため、あるいは手術後の再発予防の為に使用します。
★ 分子標的薬(新しくわかったがん細胞の性質を利用したもの) ハーセプチンは、分子的標的薬と言われる新しい治療法です。がん細胞には、表面にアンテナのようなものが出ているタイプのものがあります。ハーセプチンは、そのアンテナをOFFにする薬。約半分の再発を防ぐ事が出来ます。しかし、この薬が効く人は、乳がん全体の4分の1程度。このタイプのがん細胞なら、この治療法は有効です。再発時や、再発防止に。
※ 2010年4月から保険適用となったセンチネルリンパ節生検とは?
センチネルリンパ節生検は、リンパへのがんの転移がないかどうかを調べる治療法。最初にがん細胞が流れ着くリンパに転移していない場合は、わきの下のリンパ節を取らずに済みます。リンパを取ることで起こる細菌感染の恐れやリンパ浮腫などの心配が減って、手術後もより普通の生活に戻る事が出来るのです。この治療法は、これまでの先進医療に分類されていましたが、2010年4月からは保険適用となり、費用負担も楽になりました。
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